固定資産税
保有する固定資産について課税される地方税。課税対象は土地・家屋・有形償却資産。このうち土地と家屋については登記簿等で実態を課税団体である市区町村が把握可能であるのに対し、償却資産については登記等により把握できないため、申告により償却資産を把握し課税をする方式を取っている。自己所有ではない建物内に行なった造作については、地方税法第343条第9項の規定を適用することを条例で規定している団体に限り償却資産として申告をする必要がある。
ドーマー
ドーマーとは、屋根に取り付けられる窓のこと。多くの場合、小さな切妻屋根を持っている。ドーマーウインドウともいう。屋裏部屋への採光を主目的とするため、屋根窓ともいう。採光・換気という機能もある。屋根面に完全にのったタイプのものをルーフドーマーウインドウ、軒部分から立ち上がるタイプをウォールドーマーウインドウという。いずれの場合も、雨水の侵入を防ぐため、屋根面に対して垂直に取り付けられている。
登記(不動産登記)
不動産登記。不動産(土地及び建物)の物理的現況と権利関係を公示するために作られた登記簿に登記(法に定められた一定の事柄を帳簿や台帳に記載すること)することをいう。土地と建物につきそれぞれ独立した登記簿が存在し(区分所有の例外あり)、登記事項も若干異なる。不動産登記は、民法・不動産登記法及びその他政令等によって規律される。不動産登記の事務は、登記所(法務局)において登記官が行う(不動産登記法6条、9条)。
不動産取得税
地方税法(昭和25年7月31日法律第226号)に基づき、不動産の取得に対し、その不動産の所在する道府県が課す税金で普通税である。不動産を取得した人に課される税金であって、市町村が毎年課税する固定資産税と違って、不動産を取得した時に一度だけ納める都道府県税である。いわゆる流通税の一種であり、不動産の取得に対する利益に着目して課されるものではなく、不動産の移転という事実に着目して課されるものである。したがって、1日でも所有権を取得した場合でも課税の対象となる。