菌の声を聴け
タルマーリー渡邉格さん・麻里子さんの著書「菌の声を聴け」がミシマ社より5月28日に発刊されました。何度も悩みながらも想いを一つ一つ紡いでいく執筆中の二人の様子を見ていたので、本を手に取り感無量の思いです。
とても読みやすい文章にクスッと笑わせてくれるエピソードも組み込まれ、夢中になる内容でした。
振り返れば、初めてタルマーリーを知ったのは2014年9月。
JIA建築家大会で開催される妹島和世氏のコンペ公開審査や坂茂氏のセミナーに参加しようと岡山市に向かう予定が、同じくJIA建築家大会で鳥取地域会主催のエクスカーション「真庭市バイオマスツアー」に参加者不足のため強制連行!!笑。ツアーの自由時間に、パンを購入したことがきっかけでした。
その後、タルマーリーの前著『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』を読み、更にその直後、智頭に移転されると聞いた時には感激&ご縁を感じました。タルマーリーが智頭に在り、二人の人柄や想いを知りつつパンやビールを身近に楽しめる。そんな恵まれた環境に感謝!
全てのことに対して疑問をもち、思いついたことはまずやってみる。常により良い答えを求めて挑戦と失敗を繰り返し、経験を重ねながら思考を整理していく姿勢、そこから生まれるタルマーリーの世界観。
私たちもこの地で設計事務所を継続している中で、様々な挑戦と失敗がありました。そのことにもきっと意味がある!
そして、ここで暮らしている私たちだから出来る提案や、建築を通じての問題解決の手法は未だいっぱいある…と改めて考えさせられました。
それぞれの立場で捉え方は違うと思いますが、刺激を受けること間違いなし!アフターコロナの世界へ一歩踏み出す勇気を与えてくれる1冊になるかもしれません。是非たくさんの方に読んでいただきたいです。
タルマーリー店頭やオンラインショップでは、サイン本が購入できますよ。
本を読んだらパンやビールを食したくなるので、一緒に購入されることをお勧めします。
インターンシップも随時募集されています。
タルマーリーで働きながら、智頭暮らしを体験してみませんか?
建築学科の学生さんにも、意義あるインターン先だと思います。
工事中のタルマーリーカフェ&宿も夏には竣工予定。
タルマーリーの世界観を体現した空間に仕上がっているはずです!
そちらもお楽しみに~!!