隼福二六四
ライダーの聖地として知られる若桜鉄道隼駅から徒歩約5分の敷地。
築50年、約8年空き家だった建築を、住居兼ゲストハウスへと改修しました。
バイクを通じて鳥取の魅力に触れ、移住して来られたクライアントは、スズキの大型オートバイ「隼(はやぶさ)」オーナーでもあり、ライダーの心をくすぐるアイデアが要所に盛り込まれています。
ゲストハウス1階は、薪ストーブのある共有LDK。
一般的なLDKとしての用途だけではなく、時にはバイクを最大3台停めることができ、バイクの横で寛ぎ語らえるリビングガレージとなります。
ヘルメットやジャケットを収納するクロークも充実です。
LDKから続くテラスは深い庇を設け、天候関係なくメンテナンスもできるバイクガレージにもなります。庭の先に広がる豊かな自然を背景に、バイクを眺めるのも至福の時間となるはずです。
クライアントのフランクなお人柄もあり地域の方々もフラっと立ち寄られることが多く、地域とゲストを繋ぎ、更にバイクとの相乗効果で多様なシーンが生まれる空間となることが楽しみです。
またクライアントご自身もライダーだからこそ知る鳥取のツーリングコースや観光スポット、鳥取の魅力もたくさん紹介してもらえます。
バイクのある鳥取生活の楽しさを発信し、鳥取の人口増加にも貢献したいとの思いが詰まった空間となりました。
バイク好きはもちろん、一般の方も楽しめるバイクガレージのあるゲストハウス。是非一度滞在にいらしてくださいね。
「隼福二六四」※12月中はプレオープン、1月から予約可能です。
Photo by藤田和俊
竣工写真を撮影していると、竣工祝に地域の方が隼音頭を踊りに来てくださりました。地域愛に溢れる皆さんにも応援してもらえる場となり、さっそく多様なシーンが生まれる場を体感して嬉しく思いました。