4人家族のためのプレゼンテーション
昨日はプレゼンでした。
クライアントは、いつお会いしても明るく仲のいい四人家族。いつも家族の気配を感じながら、より楽しく暮すための家を要望されました。
毎回いろいろ細かくヒアリングさせていただきプランを模索するのですが、要望をただパズルのように羅列するだけでは私達に依頼していただいた意味がない、だからと言って私達の理想を一方的に押付けてもクライアントの意識や暮しが豊かにはならない。お互いの要求をただ押付け合うのではなく、多数の要望やコスト、敷地条件、お互いの感性など、それらバラバラのものが、必ずどこかで繋がっていると信じて毎回答えを探し続けます。
設計中、クライアントが豊かに暮らされている姿を想像するのは勿論、私ならこの家でどう暮すか? と自問しながらシュミレーションします。一人で考え抜くのではなく、実は好みが異なる私達でアイデアを何度も何度もキャッチボールしながら積上げていきます。そうやって設計したプランは、本当に毎回愛おしくて仕方ありません。
プレゼンが終わり、今後このプランをたたき台に、さらに一つ一つよく考え、よく話し合って、クライアントと価値を共有しながら想像を現実にしていきたいです。