ニワトリと建築
ニワトリとの暮らしも一年が過ぎ、鶏小屋が手狭になってきたので、工場にあった材木を活用して、ニワトリが小屋の内外部を自由に出入りできる新しい鶏小屋をDIYしました。
人間が小屋の中に入らなくても、餌やりや産卵箱から卵を回収出来るように工夫。朝晩の世話が楽ちんに!人間もニワトリもストレスフリーで健やかに過ごして、これからも美味しい卵を産んでね!
薪棚とDIYした鶏小屋
建具やエサやり用の引出しを設置
小屋から自由に外に出ることが出来る
小屋に入らなくても卵が取れる
鶏小屋の近くには、使わなくなったテントを利用してチキントラクターと呼ばれるにわとりに雑草を食べさせる移動式鶏小屋を設置しています。ニワトリが除草しながら土と鶏糞を混ぜ合わせ耕してくれるので、土が豊かになる。雑草がなくなったら移動させ、そこを畑としてハーブや野菜などを育てています。近くにある母屋の畑でも、鶏糞が大活躍。
手作りの餌や雑草、我が家の生ゴミなどを食べて安心安全な卵を産むだけでなく、土まで豊かにしてくれる!ニワトリを中心とした有機物の循環が、すっかり我が家の生活基盤となっています。
鶏小屋、畑、チキントラクター(テント)
ニワトリがいるとより一層、畑にも農薬や化学肥料を使いたくないと思ったり、山の湧水で暮らしているので自宅で使う洗剤などもできるだけ環境に優しいものをセレクトしたり…。人の暮らしの延長に環境があると、日々の些細なことでも実感します。
自分の暮らし方をきちんとデザインして整え、その経験や価値観を提案に反映させる。有機物だけではなく全てを循環させて暮らすことで、私たちらしい建築をつくることが出来ると信じて、今日も仕事の合間にニワトリの世話や畑仕事に励みます。