SIMHOUSE – 2010年5月

2010年

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今日は和多瀬のオフィスで打合せ。

4月17日にPLUS CASAオフィスで話した内容を落とし込んだ図面、2種類が提案されました。主な違いは、キッチンの位置です。

下の写真、ちょっと見えづらいですが、左側が「キッチンが左側の壁に接した」パターン、右側が「キッチンが左側の壁から離れた」パターンです。前者(左側)は比較的玄関が広くレイアウトされています。またキッチンにはエクストラテーブルが設置されていて、簡単な食事をとることができ、不要なときは収納することができるようになっています。

後者(右側)はこれまでのプランを継承したものですが、キッチンと玄関の間に壁とドアが設けられており、川辺さんが気にしていた「玄関入ってすぐキッチン」の問題が解消されています。

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両者の違いを説明するPLUS CASA 小林。

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左のPCのモニターに映るのは、キッチンに立ち、リビング・デッキテラス・庭を望むCG。PLUS CASA 小林利佳がヒアリングしたメモをチェックしている。

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午後2時から、和多瀬さんのオフィスで打ち合わせ。

今日は玄関からキッチン+リビングに入るところ、クローゼットと寝室となる和室の位置、各部屋の窓などそれぞれ変更された図面とCGを見せてもらいました。

回数を重ねていくうちに図面やCGにも少しずつ慣れてきました。あと、先日のオープンハウスを見てイメージしやすくなってきたと感じています。

先回の修正案として、キッチンを反対側(玄関とは反対側)に寄せてもらう案を見させてもらいました。もう一方の、もともとあった案について、玄関からリビングに入ってきてシンクを大回りしてキッチンに立つ、というのは動線としてどうなのかな?と思っていたら、玄関からキッチンに行けるようドアが作られていたので嬉しく思いました。

前の図面ではキッチンの上、玄関の上の方に窓がついていて、風通しなどにいいのかなあと考えていたのですが、今回の図面では構造上窓をつけることは難しいとのこと。また、デザイン的にも窓はないほうがいいとのこと。そういった説明を受けました。

間取りとか決めてしまわないといけないのに、私はついつい細かなところに目が行ってしまって、なかなか大枠が決まらない。間取りが決まりそうになると、ここに置くものはこんなものがいいけど、この間取りでちゃんと置けるんだろうか…とか。何でもかんでもベストな状態を望んでしまうので、マイナス要素ばかり気になってしまいます。大きなお金を使うのでやっぱり失敗したくないという気持ちが強いんだろうなと思います。簡単に買い換えることはできないから…。

実家の家が新築したときに、窓を高い位置につけすぎていて風の通りが悪く部屋に明かりが入ってこなかった、で、数年後に改装をした、という経過もあって、そういうことにはしたくないなあと思う気持ちもあります。自分でもいけないなあと思っているのですが、私の意見が日によって違ったりするので、小林さんたちを混乱させているんじゃないか、嫌なクライアントだと思っているんじゃないか、とかも気になります。

小林さんからのアドバイス

→どれをとっても一長一短、天秤にかけるようにしてどちらが自分に大事なのかを考えてみるとよい

このアドバイス、以前にも聞いたような気がするんだけど、聞いたら「あ、そうだった!」と思い出すんだけど、ついつい忘れてしまっています。

利佳さんからのアドバイス

→ どんな小さいことでも言ってください。箇条書きにして伝えてくれてもいい。雑誌の切り抜きとかをだしてもらって「こういうイメージのもの」とかでもいい。要望の中でできないことや矛盾しているところなども伝えることができる。そうやって整理していくこともできる。

→ 内装や仕上げなど比較的変更しやすい細かい部分は置いておいて、まずは大枠となる間取りから決めていったほうがいい。オープンハウスの間取りなどは私の家と似ているところもあるけれど、使う色や質感などで全く違ったイメージのものになる。

というようなことも聞きました。

わたしのこだわりの整理

  • 庭を眺めながらお料理が作れる
  • 日当たりのよい庭もしくは屋上でちょこっと菜園ができる
  • お天気のいい日にはデッキのサッシを全開にして過ごすことができる
  • すっきりとした部屋に見せたいため、おおきな収納が必要
  • セキュリティが万全

今の図面だったら、このこだわりは満たしてくれそうな気がする…

建築家に家を依頼するって何だかお金もすごくかかりそうだし(ビフォーアフターでもデザイン料別とかって書いてあるし)敷居が高いように感じていました。大手のメーカーを訪ねていくほうが手っ取り早いというか、価格面でも明確なんじゃないのかなあと思います。でも、私は生涯ここで暮らすであろうから、家も一生お付き合いできるような家がほしいし、家のことはもちろん、できれば家のことがきっかけに一生お付き合いできる方にお願いしたいという気持ちが強いのです。

やっぱり最初は「建築家さん」に会ってどの程度話をしたらいいのかよく分からなかったし、上手く話ができずに戸惑ったりもしましたが、彼らの一生懸命で誠実なところ、実は慣れてくるととってもお茶目さんなところ、私と同じように建てたら終わりではなく一生のお付き合いをしていきたいと考えてくださっているところに今では安心しています。

打ち合わせの回数を重ねるたびに、その安心度は高まっていきます。打ち合わせはメールでのやり取りも必要なときがありますが、顔を合わせての方がやっぱりいいです。

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和多瀬氏オフィスにて打合せ。前回の打合せスケッチを図面化し、お渡しする。検討して、ご連絡いただくことに。