建築と音楽のライブ
鳥取県建築士会東部支部主催の「建築家 前田紀貞トークライブ」に行ってきました。
よくあるお堅い建築家の講演会ではなく、音楽を設計する・建築を奏でる、というテーマどおり、トーク+JiLL-Decoy associationライブの2部構成。ライブ目当てで建築とは無縁のお客さんも多く、一緒に話をし音楽を聴いているような会場設定が新鮮でした。
前田氏の話の中で、鳥取はのっぺりとした風土なので、そこに秩序を見出し、構築するという意思を持ち、他とは違う鳥取らしい建築をつくることができそうだと、ダッチモダニズム*を例に話されたのが印象的でした。
私たちは常に「鳥取で豊かに暮らす」を掲げて設計しています。ただ時々、地方都市で建築をしていると、大都市では感じることのなかった迷いや葛藤が生じることがあります。そんな中、メディアなどに流されることなく、鳥取らしさを貫き追求し続ける姿勢が大切と言われたことに、とても共感しました。
また久しぶりに、クルマナオキさんにもお会いして話もでき、楽しい時間を過ごしました。
主催の赤山さん、お誘いいただいてありがとうございました。
*ダウカーやブリンクマン&ファン・デル・フルフト、アウトら機能主義、ベルラーヘやアムステルダム派などにより、1920-30年代を中心にオランダでつくられたモダニズム建築のことを指す。