伝統工法
最近のブログで、伝統工法という言葉を使っていますが、伝統工法とは何なのか?と疑問に思われている方もおられると思いますので、少し説明したいと思います。
近年の木造建築のほとんどは、在来工法で建てられています。
在来工法と聞くと、日本に昔からある工法のように思えますが、戦後の住宅量産体制で急激に普及した、西欧建築構造の考え方に基づき、筋かい、金物、構造用合板などを用いて壁量を確保する工法です。
伝統工法は、日本古来から伝承され、高度な大工技術によって木と木を組み合わせ、粘り強い接合部をもつ架構と、柱と柱の間に貫という水平材を通して、竹小舞下地の土壁を構成する工法です。
今後も、xylo-:no.08 を通して、少しずつ伝統工法の詳細を紹介していこうと思います。